わたしの一日 とは?

このシリーズでは、シニア世代やその家族が「どのように一日を過ごしているのか」を紹介します。
読みながら「自分や家族の生活」に重ねて考えられる、そんな記事をお届けします。

小林 幸子さん(76歳)
夫と二人暮らし。高血圧と糖尿病のため、週に2回かかりつけの病院へ通院しています。
病気と付き合いながらも「心配しすぎず、毎日を楽しむこと」を大切にしており、
先生や看護師とのやり取りが心の支えになっているそうです。
朝の時間
幸子さんは朝7時に起床します。
朝食は減塩のお味噌汁とご飯、そして医師にすすめられた野菜多めの献立。
食後に血圧を測るのも習慣になっています。
体調を記録したノートは、病院で先生に見せる大切な資料です。
準備を整え、夫と一緒に病院へ向かうと「今日も元気に通えた」と小さな達成感を覚えます。
昼の時間
病院では診察を受ける前に、顔なじみの患者さんや看護師さんにあいさつ。ちょっとした会話が気分を軽くしてくれます。診察室に入ると、先生が血圧や検査結果を丁寧に説明してくれます。「この調子なら安心ですね」と声をかけられると、不安が和らぎ、帰り道も心が軽くなります。
帰宅後は軽い昼食をとり、少し休憩。午後はゆっくり読書をしたり、テレビを見たり。通院で体が疲れていても、家での時間が心地よいリカバリーの場になります。
夕方から夜
夕方は夫と一緒に夕食の準備。病院で教わった食事の工夫を取り入れながら、二人で台所に立ちます。減塩でもおいしく食べられるレシピを試すのが最近の楽しみ。食後は薬を飲み、健康チェックをして一日を締めくくります。
夜は趣味のラジオを聴いたり、孫からの電話に笑顔を見せたり。「病気があっても、こうして安心できる時間があるから頑張れる」と語る幸子さん。通院は決してネガティブなものではなく、安心を得られる大切なリズムになっています。
まとめ
通院は生活の負担と思われがちですが、幸子さんにとっては安心をもらえる時間。医師や看護師、家族の支えがあってこそ、前向きに日々を過ごすことができます。「病院に行くことで心が軽くなる」という言葉は、病気と付き合うすべての人への励ましにもなります。
病院通いは不安を感じやすいものですが、そこで得られる安心やつながりも大切な力になります。小林さんの一日からは「支え合いながら生きること」の大切さを学びました。
読者のみなさんも、自分なりの安心できる習慣を見つけてみてください。
※本記事はプライバシー保護の観点から、登場する名前や人物設定はすべて架空のものです。ただし、綴られた生活の核心は実際の体験や声に基づいています。