わたしとの約束とは

「わたしとの約束」は、日々の暮らしの中で見つけた“小さな決意”を綴る手紙です。
人にやさしくしようとするように、自分にもやさしくできたら——。
そんな想いを込めて、お届けします。

川原 真理子さん(71歳)
夫に先立たれ、今はひとり暮らし。
若い頃から家事も仕事も「きちんと」が口ぐせ。
けれど最近は、体の調子や気分に合わせて、
「できない日も、あっていい」と思えるようになった。
動けない日の罪悪感
今日は朝から体が重かった。洗濯も掃除もできず、
結局、午前中はテレビの音を聞き流しながら過ごした。
昔の私なら、こんな自分を“怠けている”と責めただろう。
誰に言われたわけでもないのに、「しっかりしなきゃ」と焦る。
けれど今は、少し違う。
“できなかった”ことよりも、“休めた”ことを見つめてみようと思える。
心を休ませる勇気
ある日、友人に「真理子さんって、がんばり屋さんだね」と言われた。
うれしいようで、どこか苦しかった。
「がんばること」しか、取り柄がないと思っていたから。
でも、がんばれない日を受け入れたとき、
ようやく本当の意味で、私らしくなれた気がした。
休むことは、あきらめではなく整えること。
誰かに優しくする前に、自分を整えることも大切だと思う。
わたしとの約束
明日はもう少し元気かもしれないし、また同じように動けないかもしれない。
それでもいい。
できることを、できるときに。
そして、できない日があったら、静かに笑って受け入れよう。
——これが、わたしとの約束。
読者のみなさんへ
「できない」と感じる日も、あなたが生きている証です。
休むことも、立派な行動のひとつ。
今日できなかったことよりも、「少し休めた自分」を褒めてくださいね。
“できない日”があるから、“できる日”の喜びが際立つのかもしれません。
自分を責める声より、「よく頑張ったね」という声を、
心の中で小さく響かせてあげましょう。
※本記事はプライバシー保護の観点から、登場する名前や人物設定はすべて架空のものです。ただし、綴られた生活の核心は実際の体験や声に基づいています。
