≪わたしの一日≫ 孫と過ごす夕方の楽しみ

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MY DAY
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わたしの一日 とは?

all ages

このシリーズでは、シニア世代やその家族が「どのように一日を過ごしているのか」を紹介します。

読みながら「自分や家族の生活」に重ねて考えられる、そんな記事をお届けします。

おはなし人
MAN

田中 正雄さん(74歳)

妻と二人暮らし。週に数回、近所に住む孫が学校帰りに立ち寄ります。
正雄さんにとって、孫と過ごす時間は「生きがいそのもの」。
若いころは仕事一筋でしたが、今は「孫との時間が一番大切」と笑顔で語ります。

朝の時間

正雄さんは朝6時半に起床。ラジオ体操をし、軽い散歩で体をほぐします。
庭の草花に水をやり、新聞を読みながらゆったり過ごすのが習慣。
朝食は妻と一緒に用意し、健康に気をつけて野菜中心の献立にしています。

「午前中は体を動かしておくと調子がいいんです」と正雄さん。
午前中は家事の手伝いや畑仕事をこなし、昼前には一息つきます。

昼の時間

昼食後は趣味の木工をしたり、テレビで相撲や野球を観たり。午後は比較的のんびり過ごします。
体力を温存しているのは「孫と遊ぶ時間」に備えるため。週に数回やってくる孫の姿を心待ちにしながら、少し昼寝をして体を休めます。

「孫と過ごす時間があるから、自然と体調にも気を配るようになりました」と語ります。

夕方から夜

夕方4時過ぎ、玄関のチャイムが鳴ります。「おじいちゃん、ただいま!」と元気な声が響き渡り、正雄さんの顔も一気に明るくなります。宿題を一緒に解いたり、積み木や将棋で遊んだり。
孫が学校であった出来事を話すのを聞くのも大きな楽しみです。
「今日は給食でカレーが出たよ!」そんな些細な報告でも笑顔が絶えません。

時には台所で妻と一緒に夕食の手伝いをし、孫の好きなメニューを準備。
食卓を囲みながら「おいしいね」と言い合う時間は、家族の絆を感じる瞬間です。

食後は孫とテレビを見たり、おやつを食べながら談笑。夜7時ごろ、孫が帰っていくときには少し寂しさもありますが、「またね!」の声に励まされます。

まとめ

正雄さんにとって孫と過ごす夕方の時間は、一日のハイライトです。笑顔や会話が暮らしを豊かにし、生きる張り合いを与えてくれます。「孫の存在は、私にとっての元気の源。

少しでも長く一緒に過ごしたい」と語る正雄さんの言葉には、家族の絆の深さがにじんでいました。

ココレス編集部からのひとこと

孫との時間は、どの世代にとっても特別です。田中さんの一日は、家族の存在が人を元気にする力を教えてくれました。みなさんの暮らしの中にも、大切な人と過ごす「ひととき」を見つけてみてください。

※本記事はプライバシー保護の観点から、登場する名前や人物設定はすべて架空のものです。ただし、綴られた生活の核心は実際の体験や声に基づいています。