「スマホで簡単」「即日現金」――そんな言葉に惹かれて、知らないうちに犯罪の手先にされてしまう。
それが今、深刻な社会問題となっている「闇バイト」です。
この記事では、その正体と危険性、そして自分や家族を守るために知っておきたい“心の備え”について、わかりやすくお伝えします。
- 闇バイトは違法行為につながる“危険な仕事”
- お金や孤独に悩む人ほど狙われやすい
- 防ぐには「断る力」と「相談する力」が大切
闇バイトってなに?その実態を知ろう

「闇バイト」とは、表向きは「配達」「代行」「軽作業」といった求人を装いながら、実際には詐欺や窃盗などの犯罪行為に関わらせる違法な仕事のことです。
SNSや掲示板などを通じて募集され、「LINEだけでやり取り」「報酬は即日現金」といった言葉で誘いこまれます。
指示に従っただけでも、実行犯として逮捕される可能性があるため、「知らなかった」ではすまされません。
中には、他人の家に行って荷物を受け取るだけという作業であっても、それが犯罪の一部となっているケースもあります。
誰が狙われやすい?巧妙な手口に注意

闇バイトのターゲットになりやすいのは、お金に困っていたり、孤独を感じていたりする人たちです。
学生、失業中の人、高齢者などが、「ちょっとなら大丈夫」と思ってしまうのが落とし穴。
とくに最近は、「名義を貸してほしい」「少しの手伝いを」と声をかけられ、銀行口座を悪用されたりするケースが増えています。
また、「自分はだまされない」と思っている人ほど、見抜けない誘い文句に引き込まれやすいともいわれています。
自分と家族を守るためにできること

闇バイトに巻き込まれないためには、「疑う力」と「断る力」を持つことが大切です。
● SNSやLINEで届く「副業」や「高収入バイト」の話には反応しない
● 「家族や知り合いに話さないで」と言われたら、それ自体が赤信号
● 家族と一緒に、「こんな連絡が来たらどうする?」と想定して話し合っておく
● 少しでも不安を感じたら、警察や消費生活センター、信頼できる人にすぐ相談する
「簡単だからお願い」と言われることが増えているため、「何かおかしいな」と思ったら、まず確認する習慣が必要です。
まとめ
闇バイトは、見た目はやさしく、実態は危険な“罠”です。
どんな年代でも巻き込まれる可能性があり、自分では気づかないうちに犯罪の一部になってしまうこともあります。
だからこそ、正しい知識と「おかしいな」と思える心構えが大切です。

『すぐに稼げる』って話には、やっぱりウラがあるんだね…
気をつけよう!