暦の上では春が近づいていますが、風の冷たさはまだまだ身に染みる2月。「鬼は外!福は内!」という威勢の良い声が聞こえてくると、なんだか背筋がシャキッとする気がしませんか? 古くから続くこの行事、実は単なる伝統行事ではなく、季節の変わり目に体調を崩しやすい私たちへの「先人の知恵」が詰まっているのです。
今回は、節分の主役「豆」に秘められたパワーと、シニア世代が安全に楽しむためのコツをご紹介します!!
「鬼」の正体は冷えと病?節分の魔法

節分といえば豆まきですが、なぜ豆を投げるのでしょうか?そこには、ちょっと面白い「体の事情」が隠れています。
■季節の変わり目は「隙」ができやすい👹
「節分」は文字通り、季節を分ける日。昔の人は、季節が切り替わる時期には目に見えない「邪気(悪いもの)」が入り込みやすいと考えました。その邪気を具体化したものが、あの角が生えた「鬼」なのです。
■「魔を滅する」豆の力!!
豆は「魔滅(まめ)」に通じると言われ、生命力の象徴でした。寒い冬を乗り越え、新しい春を迎えるために、体の中に溜まった「寒さという名の鬼」を追い払おうとしたのですね。現代風に言えば、「免疫力を下げないためのセレモニー」といったところでしょうか。
小さな一粒に大きな力。大豆は「畑の知恵袋」

節分で使う大豆には、私たちシニア世代に嬉しい栄養がギュッと凝縮されています。
■筋肉の味方「植物性タンパク質」
「畑のお肉」と呼ばれる大豆は、筋肉を維持するために欠かせないタンパク質が豊富。足腰の健康を保ちたい私たちにとって、これほど頼もしい味方はありません。
■骨を元気にするイソフラボン
年齢とともに気になる骨の健康。大豆に含まれるイソフラボンは、しなやかで強い体をサポートしてくれます。豆を食べることは、まさに「未来の自分への投資」なのです。
喉を守って福を呼ぶ!安全に楽しむ知恵

伝統を楽しむのは素敵ですが、シニア世代には「ちょっとした注意」も必要です。安全に福を呼び込むための、現代版の知恵をご紹介します。
■「炒り豆」は少しずつ、ゆっくりと
乾燥した豆は思いのほか硬く、喉に詰まりやすいものです。「数え年の数だけ食べるのは大変!」という方は、無理をしないでくださいね。無理に食べることが「鬼」を呼んでしまっては本末転倒です。
■「福茶」で優雅に福を取り込む
豆をそのまま食べるのが不安な方は、湯呑みに豆を3粒ほど入れ、お茶を注ぐ「福茶(ふくちゃ)」がおすすめ。豆の香ばしさが溶け出し、体も心もじんわり温まります。これなら喉に詰まる心配もありません。
■豆まきは「足元」に気をつけて
豆をまいた後の床は、意外と滑りやすいもの。特にスリッパを履いている時は要注意です。「鬼」を追い払うのに夢中になって、自分が転んでしまわないよう、小袋に入ったままの豆を投げたり、後片付けをしやすい工夫を楽しんでみましょう。
2月の健康・豆知識クイズ👹
節分をマスターして、健やかな春を迎えましょう!!
Q1. 節分の豆を食べる際、シニア世代におすすめの安全な飲み方は?
A:炭酸水に入れる B:お湯やお茶を注いで「福茶」にする C:冷たいビールで流し込む
Q2. 大豆が「畑のお肉」と呼ばれる最大の理由は、どの栄養が豊富だから?
A:ビタミンC B:タンパク質 C:糖分
Q3. 豆まきの際、転倒を防ぐための工夫として良いのはどれ?
A:目をつぶって投げる B:小袋に入ったまま投げる C:片足立ちで投げる
答え
Q1:B(喉越しも良く、香りも楽しめます)
Q2:B(筋肉や皮膚の材料になる大切な栄養です)
Q3:B(片付けも楽で、滑る心配も減りますね!)
心の「鬼」も、笑って追い払いましょう!
「最近、体が重いな」「外に出るのが面倒だな」……。そんな風に思う心も、冬の寒さが連れてきた小さな「鬼」かもしれません。 でも大丈夫。温かいお茶を飲んで、少しだけ背筋を伸ばして笑ってみれば、鬼はどこかへ逃げていくはずです。
形通りの行事に縛られすぎず、あなたが一番「美味しいな」「楽しいな」と思えるスタイルで、新しい春を迎え入れてください。 今夜も、お部屋を暖かくして、心地よい眠りにつけますように。

作成者:ココレス編集部
*写真はイメージです。
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