虫は未来のごちそう?いま注目される“昆虫食”とは

食べる
記事を共有
Insect eating

「虫を食べるなんて無理!」と思うかもしれません。
でも今、世界中で「昆虫食」が再び注目を集めています。
高たんぱく・低脂肪で栄養価が高く、しかも地球にやさしい。そんな理由から、“未来の食”として期待されているのです。
今回は、昆虫食の歴史や栄養価、食べ方などをやさしくご紹介します。

  • 昆虫食は世界中で昔から親しまれてきた伝統文化
  • 栄養価が高く、環境にもやさしい「サステナブルな食材」
  • 日本でも商品化が進み、日常の食卓へ広がりつつある
目次

昆虫は昔から食べられていた

Insect eating

「虫を食べる」というと、珍しい風習のように思えますが、実は昆虫食は古くから世界中で行われてきた伝統的な食文化のひとつです。
タイや中国、メキシコ、アフリカの各地では、バッタやコオロギ、ハチの子などが日常の食材として親しまれています。
日本でも、長野県や山形県などで「イナゴの佃煮」「蜂の子」「ざざ虫」などが今でも食べられています。
昆虫は見た目に驚くかもしれませんが、昔から受け継がれてきた大切な栄養源だったのです。

昆虫は栄養のかたまりだった

Insect eating

昆虫は小さいながら、栄養価がとても高い食材です。たとえば、たんぱく質や鉄分、亜鉛、キチン質(食物繊維の一種)などが豊富に含まれています。また、脂肪分が少なく、低カロリーなのも特長です。
コオロギやミールワームといった昆虫は、牛や豚に比べて栄養効率が高く、少ない資源で育てることができます。体にやさしく、地球にもやさしい――そんな現代の理想的な食材として、注目を集めています。

なぜ今“昆虫”なのか?

Trivia

世界の人口増加や食糧危機、環境問題が深刻化するなか、少ない水やエサで育ち、温室効果ガスの排出も少ない「昆虫」は、持続可能な食料として期待されています。
近年では、タイの屋台で揚げバッタが売られているほか、日本でも「コオロギせんべい」「昆虫パウダー入りクッキー」「昆虫チョコ」などの加工食品が登場。粉末にすることで見た目の抵抗も和らぎ、より身近な食品として広がりつつあります。
未来の食卓では、昆虫が当たり前の存在になっているかもしれません。

まとめ

昆虫食は、実は昔からある文化でありながら、いま最先端の「未来のごはん」として注目されています。
無理に食べる必要はありませんが、なぜ今世界が関心を向けているのか、その背景を知ることはとても大切です。
“食べること=生きること”。さまざまな食文化に目を向けることで、より豊かな未来を考えるきっかけになるかもしれません。

ココちゃん

「虫なんてムリ〜!」って思ってたけど、知れば知るほど納得。食べるかどうかは自由だけど、選択肢があるってすごく大事だね♪