「元気だから病院に行かなくていい」――そう思っていませんか?
でも今の医療は、症状が出る前に“気づく”ことが大きな力になっています。
予防と検診は、病気を見つけるためだけでなく、これからも元気に暮らすための手段。
今回は、高齢期に特に大切な予防医療や検診のポイントを、やさしく解説します。
- 検診は“今の自分”を知るための健康チェック
- 予防接種も大切な「病気を防ぐ手段」
- 検診は習慣化がカギ。家族や友人と支え合って続けよう
目次
検診は“未来の安心”のために

検診は、自分の体の変化に早く気づくための大切な機会です。
とくに高齢者におすすめなのは、以下のような検査:
- 特定健診(血圧・血糖・脂質など)
- がん検診(肺・胃・大腸・前立腺・乳がんなど)
- 骨密度・転倒リスクチェック
- 口腔検診や眼科検診
症状がなくても「今の自分」を知ることが、これからの元気を守る第一歩。
“まだ大丈夫”ではなく、“今のうちに”が安心につながります。
ワクチン接種も立派な予防医療

年齢とともに、感染症にかかりやすく、重症化しやすくなることもあります。
そこでおすすめしたいのが、予防接種という守りの手段です。
高齢者に推奨されるワクチンは:
- インフルエンザワクチン(毎年)
- 肺炎球菌ワクチン(5年ごと)
- 帯状疱疹ワクチン(希望により)
- 新型コロナウイルスワクチン(必要に応じて)
自治体によっては費用の補助や無料接種もありますので、地域の窓口に確認してみましょう。
続けることが未来を守るコツ

検診は1回で終わりではなく、“習慣にすること”が大切です。
おすすめの習慣化アイデアは:
- 誕生月や記念日に固定して受ける
- 友人と誘い合って予約する
- 家族に声をかけてもらう
そして、検診で気になる結果が出たら、必ず早めに医師に相談しましょう。
「要精密検査」を放っておかず、小さな変化にも耳を傾けることが健康維持のカギです。
まとめ
予防と検診は、「病気になったときの医療」ではなく、「病気にならないための医療」です。
お金や時間が気になる方も、多くの検診は無料〜数百円で受けられるものがほとんど。
「今のままでいいかな?」そう感じたら、それが検診のタイミングです。
自分の体を大切にすることは、これからの暮らしを守ることにつながります

“元気なうちに行く病院”って、なんだか新しい発想だね。
わたしもお誕生日に検診、習慣にしてみようかな♪