シュッポ、シュッポから新幹線まで。鉄道の歴史をたどろう

使う
記事を共有
鉄道

町と町、人と人をつなぐ「鉄道」。
いまでは通勤や旅行に欠かせない移動手段となっていますが、その始まりは煙をあげて走る蒸気機関車でした。
長い歴史の中で、鉄道はどのように生まれ、どんな進化を遂げてきたのでしょうか。
この記事では、世界と日本それぞれの鉄道の歩みをやさしくたどりながら、鉄道の魅力と進化を改めてご紹介します。

  • 鉄道は19世紀初頭、イギリスで誕生した蒸気機関車からスタート
  • 日本では1872年に初の鉄道が開通し、全国へと広がった
  • 高速鉄道・新幹線の登場で世界をリードする存在に
  • 現在は環境に配慮した鉄道づくりが進行中
目次

世界で最初の鉄道はイギリスから

鉄道

鉄道のはじまりは、1804年のイギリスで開発された蒸気機関車。
そして1825年、「ストックトン〜ダーリントン鉄道」で世界初の旅客鉄道が開業しました。
1830年には「リバプール〜マンチェスター間」で本格的な旅客列車が走り、鉄道は一気に広まりました。
馬車や船と比べて速く、安定して荷物や人を運べる鉄道は、産業革命を支える大きな力となったのです。
「鉄の道=鉄道」という新しい概念が、世界を変え始めた瞬間でした。

日本で走りはじめた“黒い列車”

鉄道

日本で初めて鉄道が走ったのは、1872年(明治5年)。
イギリスの技術者の協力を受け、新橋〜横浜間に蒸気機関車が導入されました。
最初は「火を吹く化け物」と恐れられた列車ですが、すぐに庶民の移動手段として注目されていきます。
当時の列車のスピードは時速30kmほど。今と比べるとずいぶんゆっくりですが、それでも画期的な速さでした。
この一歩が、日本の鉄道時代の幕開けとなりました。

全国に広がった鉄道と新幹線の衝撃

鉄道

明治から昭和初期にかけて、日本各地で鉄道路線がどんどん開通しました。
都市では私鉄が登場し、地方ではローカル線が人々の暮らしを支える存在に。
戦後には国鉄が中心となり、鉄道は“誰もが使う交通手段”としての地位を確立します。
そして1964年、東京オリンピックの年に世界初の高速鉄道・東海道新幹線が誕生。
時速210kmというスピードで、「夢の超特急」として世界中から注目を集めました。
今では日本全国に新幹線網が広がり、その正確さと安全性は世界の鉄道の手本とされています。

まとめ

鉄道は、単なる移動手段ではなく、人の生活、街の発展、時代の流れとともに歩んできた“暮らしの道具”です。
イギリスの蒸気機関車に始まり、日本の新幹線へと至るまで、その歴史はまさに「動く文化」。
これからの鉄道は、環境へのやさしさや地域とのつながりがさらに求められていきます。
今日、いつもの駅で電車を待つとき、少しだけその歴史に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

ココちゃん

“シュッポ、シュッポ”から“ビュンッ”まで!
鉄道の進化ってすごいね♪