筋肉は「動く力」であり「生きる力」――健康のために知っておきたい筋肉の話

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筋肉あふれる若者

「最近、つまずきやすい」「立ち上がるのが少しつらい」——そんな変化に心当たりはありませんか?
実はそれ、筋肉の衰えが関係しているかもしれません。
筋肉は、ただ体を動かすためのものではなく、健康や生活の質(QOL)を支える“土台”です。
今回は、筋肉の役割と年齢による変化、そして今からできるケアについてやさしくご紹介します。

  • 筋肉は「動く」「支える」「守る」役割を持つ
  • 年齢とともに自然に減るが、対策すれば維持できる
  • 日常の動きや食事、睡眠が“筋肉貯金”につながる
目次

筋肉ってなにをしているの?

筋肉の役割

筋肉は、私たちの体のあらゆる動きや姿勢を支えています。主に3つの役割があります。

役割
動かす
支える
守る・温める

筋肉があることで、自分の体を思うように動かせる——それはすなわち、自立した生活を続ける力につながるのです。

なぜ筋肉は年齢とともに減るの?

おじいちゃん

加齢とともに、筋肉は少しずつ減っていきます。その背景には以下のような理由があります。

筋肉をつくる力が低下する
運動量が減って、使わない筋肉が衰える
食事量やたんぱく質の不足が筋肉減少につながる

特に60歳以降は、年に1%ずつ筋肉が減るともいわれています。
「なんとなく疲れやすい」「立ち上がるのに時間がかかる」など、ちょっとした変化がそのサインかもしれません。

筋肉を守るためにできること

お肉を食べる筋肉クン

筋肉は、日々の生活の中で「使って・食べて・休む」ことで守ることができます。

🟢 ①こまめに体を動かす

階段を使う、一駅歩く、つま先立ち運動
特別な運動よりも、「日常の中で動かす」意識を

🟠 ②たんぱく質をしっかりとる

肉、魚、卵、豆製品などをバランスよく
朝食を抜かずに、1日3食が基本

🔵 ③質のよい睡眠と休養

筋肉は睡眠中に修復・成長する
寝る前のリラックスで質のよい眠りを心がける

これらを続けることで、「筋肉貯金」ができ、将来も元気に動ける体が育っていきます。

【まとめ】

筋肉は、年齢を重ねても鍛えることができます。
歩ける・立てる・転ばない——それは“生きる力”そのもの。
毎日のちょっとした心がけが、未来の健康につながります。

ココちゃん

筋肉って、ただの力持ちじゃなかったんだね!
今日から“つま先立ち”、やってみようかな〜!