ニュースや映像で目にする津波。
「怖そう」とは思っても、「自分に関係ある」と感じるのは難しいことも。
でも実は、津波は発生から到達までの時間がとても短く、ほんの少しの判断の遅れが命にかかわることもあります。
今回は、津波の基本知識と、いざという時にすぐ動けるようにしておきたい備えについて、やさしくご紹介します。
- 津波は「見た目より危険」な災害
- 揺れを感じたら、すぐ逃げることが大切
- 避難先や情報源を事前に決めておこう
- 地域との声かけ・連携が命を守る力になる
津波ってどんな災害?

津波とは、海の底で地震や噴火が起きたときに海水が大きく動いて発生する高波のこと。
ときには、数分〜数十分で海岸に到達することもあり、第一波のあとにさらに大きな波が来ることもあります。
一見なだらかに見えても、強い流れで家や車を押し流してしまうほどの力があります。
特に日本は地震が多く、太平洋沿岸は津波のリスクが高い地域が多いので、日ごろから「地震と津波はセット」と考えておくことが大切です。
いざというとき、どう動く?

津波はとにかく「すぐ逃げること」が何より大切です。
大きな揺れを感じたら、警報を待たずに高い場所へ移動しましょう。荷物を取りに戻ったり、様子を見たりする時間はありません。
はだしでも、雨が降っていても、「その場にとどまらないこと」が命を守ります。
高齢者の方や避難が難しい人が近くにいるときは、声をかけ合うことも重要です。
また、避難所や避難経路を日ごろから家族で確認しておくと、いざというときも安心です。
日ごろの備えが命をつなぐ

津波に備えるといっても、特別なことをする必要はありません。
たとえば、自宅から避難場所までのルートを歩いてみる。非常持ち出し袋を準備しておく。
家族や近所の人と、「地震が来たらどうする?」という話をしておく。
それだけでも、いざというときの行動がスムーズになります。
また、気象庁の防災アプリや携帯電話の緊急速報、地域の防災無線など、自分が情報を得やすい手段を決めておくことも大切です。
「どこに逃げるか」「どこから情報を得るか」を知っておくだけで、混乱が減り、命を守る行動につながります。
まとめ
津波は、いつどこで起きるかわからない自然災害です。
でも、知っておく・話しておく・備えておくだけで、被害を小さくすることができます。
揺れを感じたら、迷わずすぐに避難
荷物より命を優先し、とにかく高い場所へ
避難先と情報源を決め、家族や地域と声をかけ合う
「少し怖い」でも「少し備えておく」ことが、あなたと大切な人の命を守る力になります。
すぐ逃げる。それが、最もシンプルで、最も確かな防災です。

津波って「海の近くだけ」って思ってたけど、いつか来るかもしれないって思うと、ちゃんと備えておきたいな。
おうちの近くの避難場所、今日のうちに見に行ってみようかな♪