石畳の道、煙突のある小さな家、午後にふわっと漂う紅茶の香り。
イギリスの暮らしには「静けさ」と「丁寧さ」を大切にする文化が根づいています。
忙しさに追われがちな日々の中で、少し立ち止まってゆっくり息をつく――
そんな時間をつくるためのヒントを、イギリスの日常から見つけてみましょう。
- 毎日に“ティータイム”という心の休息を
- 小さな空間でも、豊かに暮らす工夫がある
- 自然とのふれあいで気持ちをリセット
- 静かな時間を大切にする文化に学ぶこと
紅茶とともに、ひと息つく習慣
イギリスといえば紅茶。午後のティータイム（アフタヌーンティー）は、単なるお茶の時間ではなく、心を落ち着かせる大切な習慣です。
自宅でもポットで紅茶を淹れ、お気に入りのカップで飲むことで、暮らしの中に“ゆったりとした時間”が生まれます。
また、友人や家族とのおしゃべりタイムとしても大切にされ、誰かと心を通わせる機会にもなっています。
何気ない午後に、ちょっと紅茶を淹れてみる――それだけで、心がふっと軽くなる瞬間が訪れるかもしれません。
ものを増やさず、空間を活かす
イギリスの住まいは、日本と同じくコンパクトな造りが多いですが、その分、工夫が光ります。
中古住宅が一般的で、「家を住み継ぐ」という文化が根づいているのも特徴のひとつ。
家具や雑貨も、流行より“長く使えるもの”を選び、シンプルで実用的な空間づくりを大切にしています。
「多くを持たず、好きなものを長く使う」暮らし方は、日本のミニマリズムにも通じます。
物であふれるのではなく、気持ちのゆとりを大切にする――そんな暮らし方に、私たちもヒントが得られそうです。
自然の中に身を置いてリフレッシュ
イギリスでは、日差しが出れば散歩に出かける人が多く、公園や庭で過ごす時間をとても大切にしています。
ガーデニングやピクニックを楽しむ文化があり、自然とふれあうことが暮らしの一部になっているのです。
また、自宅では静かに本を読んだり、編み物をしたりと、ひとりの時間も大切にされます。
にぎやかさよりも“落ち着き”を重んじる暮らしは、心にやさしい静けさをもたらしてくれます。
毎日をあわただしく過ごすのではなく、時には「立ち止まって深呼吸」してみる。そんな時間が、心のバランスを整えてくれるのかもしれません。
【まとめ】
イギリスの暮らし方は、派手ではなく控えめ。でも、そこには自分のペースを大切にする芯のあるスタイルがあります。
紅茶をゆっくり飲む、自然の中を散歩する、本を読んで静かな時間を過ごす。
そんな一つひとつの習慣が、心と体のリズムをととのえてくれます。
毎日を豊かにするために、「少し立ち止まってみる」「静かな時間をつくる」。
そんなイギリスの暮らしのエッセンスを、あなたの毎日にも取り入れてみませんか？
ココちゃんティータイムって、ただお茶を飲むだけじゃないんだね〜。
ゆったりとした時間があると、心まであたたかくなりそう。
私も、午後に紅茶を飲む時間をつくってみようかな♪
