寒い朝、布団から出るのが少し億劫になることはありませんか?「よし!」と気合を入れて立ち上がり、冷えた廊下を歩いて洗面所へ向かう……。そんな何気ない日常のひとコマに、実は体が驚くような「事件」が隠れているかもしれません。
特に1月は、一年で最も冷え込みが厳しくなる季節。
今回は、お風呂場やトイレで起こりやすい「ヒートショック」という現象の謎と、私たちが健やかに冬を過ごすための知恵に迫ります!!
最大の原因「血管のパニック」の魔法

私たちが温かい部屋から寒い脱衣所へ移動するとき、体の中では魔法のような(しかし少し困った)変化が起きています。
- キュッと縮まる血管の不思議
寒い場所へ行くと、体は熱を逃がさないように血管を一瞬で細くします。これにより血圧が急上昇します。 - そして、お湯の中での大解放
その後、熱いお湯に浸かると、今度は血管がふわっと広がり、血圧が急降下します。
この「血圧の乱高下」こそがヒートショックの正体。まるでジェットコースターに乗っているかのように、心臓や血管が一生懸命に環境に適応しようとして、パニックを起こしてしまうのです。
心臓の悲鳴?急激な温度変化に潜む「体の事情」

このヒートショック、実は私たちの「がんばりすぎる体」の仕組みが深く関わっています。
- 「適温」を維持したい体の使命感
人間の体は、常に体温を一定に保とうとする素晴らしい機能を持っています。しかし、10度以上の温度差があると、その調整機能が追いつかなくなります。 - 見落としがちな「トイレ」の罠
お風呂場だけでなく、夜中のトイレも要注意です。暖かい寝具から冷え切った廊下へ。この数メートルの移動が、眠っていた体にとっては「非常事態」のアラームとなってしまうのです。
「自分は元気だから大丈夫」と思っていても、血管のしなやかさは年齢とともに変化します。体からの小さなサインに耳を傾けることが大切です。
私たちにできる「ぬくもりを保つ」知恵

現代の生活は便利ですが、時には昔ながらの「寒さを防ぐ工夫」に立ち返ってみるのも素敵です。
- 脱衣所と浴室を「先に」温める
お風呂に入る10分前に、脱衣所に小さな暖房を置いたり、浴室のシャワーを出して蒸気で温めたりする。これだけで温度差という「魔法」を解くことができます。 - 「41度」の境界線を知る
お湯の温度は41度以下が理想的です。熱いお湯は気持ちが良いものですが、体への負担を考えて「じんわり温まる」温度を愉しんでみましょう。 - 「かけ湯」で挨拶をする
いきなり湯船に入るのではなく、手足の先から順番にかけ湯をして、「今から温まるよ」と体に教えてあげる。そんな優しい対話が事故を防ぎます。
1月の健康・知識クイズ🌡️
ここまでの内容を振り返りながら、冬を元気に過ごす秘訣をおさらいしましょう!!
Q1. ヒートショックが最も起きやすい「温度差」の目安は何度以上?
A:3度 B:5度 C:10度
Q2. お風呂でヒートショックを防ぐために、お湯の温度は何度以下がおすすめ?
A:41度 B:44度 C:47度
Q3. お風呂以外で、冬場にヒートショックに気をつけたい場所はどこ?
A:こたつの仲 B:トイレや廊下 C:日当たりの良いリビング
答え
Q1:C(10度以上の差は要注意です!)
Q2:A(41度を超えると心臓への負担が増しやすくなります)
Q3:B(冷え込みやすい場所への移動がリスクになります)
心の温度も、ぽかぽかに保ちましょう!

「なんだか最近、お風呂に入るのがおっくうだな」と感じたら、それは体が「寒暖差に気をつけて」と教えてくれているサインかもしれません。そんな時は無理をせず、まずは足湯でリラックスしたり、脱衣所を少し温めてから動いてみてください。
決められたルールの枠にとらわれず、あなたの体が「心地よい」と感じるリズムを大切に。今日も一日、温かくしてお過ごしください。

作成者:ココレス編集部
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