≪わたしの美容法≫朝の湯気と、夜の香りがわたしのごほうび

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わたしの美容法とは

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「わたしの美容法」は、年齢を重ねても自分らしい美しさを大切にしている人たちの、日々の美容習慣を綴る手紙です。
化粧品、食事、香り、手の動き——すべてが、その人の人生を映す“美容の記録”です。

おはなし人
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佐藤 玲子さん(71歳)

夫と二人暮らし。
若い頃は仕事に追われて美容どころではなかったが、
60代で退職してから「自分のために時間を使う」ことを覚えた。
今では、美容が一日のリズムを整える“心のスイッチ”になっている。

朝のルーティンは、“お湯”からはじまる

玲子さんの朝は、洗面器に張ったお湯から始まる。蒸しタオルで顔を包み、温かい蒸気でゆっくりと目を覚ます。
化粧水は、指先ではなく両手で包み込むように。
「このとき“今日はいい日になる”って、毎朝自分に言うんです」
最後にワセリンを薄くのばすのが玲子さん流。
“高いものより、続けられること”が大事だと話す。

午後は、日差しと仲良くする時間

外出前には、帽子と日傘を必ずセットで持つ。
日焼け止めは首・耳のうしろ・手の甲まできちんと塗る。
「シミより怖いのは“乾燥”」と、こまめな保湿を心がけている。
外ではカフェに寄り、ハーブティーを飲むのも小さな習慣。
ローズヒップか、カモミール。
「肌にいいって聞いたから始めたけど、香りが好きで続いてます」

夜は、香りで心をほどく

お風呂には必ずアロマオイルを数滴。
その日の気分でラベンダーやゼラニウムを選ぶ。
湯上がりには、オイルで軽くマッサージ。
「顔よりも、首と肩をゆるめると表情まで変わるのよ」風呂上がりにお気に入りのナイトクリームを塗り、寝室に入るときは小さなディフューザーを灯す。
香りと一緒に、一日を締めくくる時間。

小さなこだわり、美容法いろいろ

  • タオルは白一色に統一。清潔感が気持ちを引き締める。
  • 化粧水は冷蔵庫で冷やす。夏の朝は特に心地いい。
  • ネイルオイルは夜のニュースを見ながら塗る。
  • 鏡はリビングの窓際に。自然光の下で顔を見ると気づきが多い。
  • 週に1度だけの“すっぴんデー”で、肌を休ませる。
ココレス編集部からのひとこと

美容の形は人の数だけ。
“続けられること”がいちばん美しい習慣かもしれません。

※本記事はプライバシー保護の観点から、登場する名前や人物設定はすべて架空のものです。ただし、綴られた生活の核心は実際の体験や声に基づいています。