「論理クイズ」とは、限られたヒントや会話の中から、
ウソや本当を見分けて、正しい答えを導くゲームのことです。
推理小説のようにトリックを解くものや、
日常会話に隠された矛盾を見抜くものなど、バリエーションもさまざま。
計算や難しい言葉は使わず、頭の中で状況をイメージしながら考える力が大切です。
特に高齢者の方にとっては、楽しみながら脳の活性化にもつながるとして注目されています。
さて、今日はどんな謎に直面するでしょうか!?
【ストーリー】

商店街の片隅にある、昔ながらの雑貨屋「たかはし商店」。
店先には大きな壺や花瓶が並べられ、近所の人たちの憩いの場にもなっている。
ある日の午後――。
外から「ガシャーン!」という大きな音が。
店主のたかはしさんが飛び出すと、一番大きな花瓶が真っ二つに割れていた!
店の前には、たまたま近くにいた4人が立っていた。
たかはしさんはすぐに事情を聞いたが、4人の証言はバラバラだった…。
※音に驚いたゆかりさんは、花瓶が割れる瞬間をしっかり目撃していた。
にもかかわらず、本人は動揺から「見ていない」と証言してしまいました。
【登場人物と証言】
●ゆかりさん(パン屋の奥さん)
「私は音を聞いてから走ってきただけ。割れる瞬間は見てないわ。」
●さとるくん(中学生)
「ぼく、あおいちゃんが花瓶のすぐ横で慌てて手を引っ込めるのを見たんだ。」
●あおいさん(高校生)
「ちがう!私はたけしくんが花瓶にぶつかる瞬間を見たのよ!」
●たけしくん(小学生)
「ぼく、花瓶の近くにさえ行ってないよ!」
【問題】
本当のことを言っているのは2人だけ。残りの2人はウソをついています。
- 正直者は2人だけ
- 正直者は割れる瞬間(直前直後)を目撃している
Q 花瓶を割ったのは誰?そして、正直者は誰?
【答え】
花瓶を割ったのは:たけしくん(あおいの目撃証言)
正直だったのは:さとるくん & あおいさん
🔍 解説(もう一度おさらい)
さとるの証言:「あおいが花瓶のそばで慌てて手を引っ込めた」 → 真実。あおいがその場にいた証拠。
あおいの証言:「たけしが花瓶にぶつかった」 → 真実。犯人=たけしが確定。
たけしの証言:「近づいてない」 → 嘘。実際は近づいてぶつかった。
ゆかりの証言:「見てない」 → 嘘。実は音に驚いて振り返ったとき、花瓶が割れる瞬間を目撃していた。
👉 以上から、正直者は〔さとる・あおい〕の2人、犯人はたけしくんに一意に決定します。