人と話すと、自然と笑顔がこぼれる。
一緒に何かを楽しむと、心が少し軽くなる。
遊びには、人と人をゆるやかにつなぎ、孤独や不安を和らげてくれる力があります。
この記事では、高齢者も気軽に参加できる「人とつながる遊び」をご紹介します。
- 遊びを通じて自然と会話や笑顔が生まれる
- 一人ではなく“誰かと楽しむ”ことが心の安定に
- 無理なくできる遊びが、ゆるやかなつながりのきっかけに
遊びは「つながり」のはじまり

「人付き合いは苦手」「何を話せばいいかわからない」
そんな方でも、遊びを通じれば自然と人と関われるようになります。
特に高齢者にとって、遊びはリハビリや脳の刺激になるだけでなく、心の安定剤にも。
▶ たとえば――
公民館での「サロン遊び」では、お茶を飲みながらのんびり雑談
折り紙や手芸など手を動かすことで、口下手でも安心して参加できる
「毎週火曜はサロンの日」と決まっていると、生活のリズムにもなる
また、相手との会話が自然に生まれるのも遊びのよいところ。
競わず、無理せず、「そこにいるだけで楽しい」と思える時間が、日々の安心感につながります。
おすすめ“つながり遊び”5選

ここでは、特にシニア世代に人気で、会話が弾むきっかけになる遊びを5つご紹介します。
①【カード・ボードゲーム】
トランプ・かるた・オセロなど、昔ながらのゲームは、ルールがシンプルで誰でも楽しめるのが魅力。
「どこから始める?」「この手強いなあ」など、プレイ中のやりとりが会話に。
②【音楽遊び・合唱】
童謡や昭和歌謡をみんなで歌ったり、リズムに合わせて手拍子するだけでも心が解放されます。
声を出すことで脳も活性化し、認知機能の維持にもつながるといわれています。
③【クイズ・パズル遊び】
しりとり、ことば遊び、漢字クイズなどは、「考える」と「話す」が同時にできる優れた脳トレ。
「それ知ってる!」「昔よくやったなぁ」など、懐かしい気持ちも引き出されます。
④【外遊び・軽レクリエーション】
公園を歩いたり、ボール投げをしたり。
体を軽く動かす遊びは、リフレッシュにぴったり。
外の空気を吸いながら、「また来週も来ましょうね」と継続的な関わりにつながります。
⑤【手仕事&作品づくり】
折り紙、編み物、ちぎり絵など、一緒に作って、見せ合うことも楽しい時間。
「この色、きれいね」「それ、どうやって作ったの?」と、会話のきっかけにもなります。
遊びの内容は、特別な準備や技術がなくてもOK。
「みんなと一緒に楽しめること」を意識すれば、どれも立派な“つながり遊び”になります。
遊びは続けるほど、関係も深まる

初めての場所や人との出会いは、誰でもちょっと緊張するもの。
でも、遊びの場では「誰かと話さなくては」と気負わなくても大丈夫。
ただその空間に身を置き、少しずつ慣れていくことが大切です。
▶ 遊びの場でこんな変化が
最初は見ているだけだった方が、次回には笑顔で参加
同じメンバーとの再会が、「楽しみ」や「安心」に
名前を知らなくても「また会いましたね」のやりとりがうれしい
また、遊びのあとに「楽しかったね」とおしゃべりする時間も、心の栄養になります。
相手を思いやるきっかけができ、家に帰ったあとも気持ちがぽかぽかに。
継続は力なり、という言葉の通り、ゆるやかに続く関係こそが、心の拠り所になっていきます。
まとめ
遊びは、ただの“娯楽”ではなく、人とつながるやさしい方法。
笑い合い、助け合い、思い出を重ねていく中で、ふと「また会いたい」と思える関係が生まれます。
🌼「誰かと一緒に楽しむ」
それだけで、心の景色が明るく変わります。
今日から、あなたの暮らしにも“つながり遊び”を取り入れてみませんか?

“遊び”って、子どもだけのものだと思ってた。でも今のわたしは、将棋も歌も、大事な“つながる魔法”なんだって思ってるよ♪