ごろっとした野菜とやわらかいお肉を、コンソメやブイヨンでじっくり煮込んだ「ポトフ」。
味付けはシンプルでも、食材のうまみが溶け出したスープが体にやさしくしみわたる、フランスの伝統的家庭料理です。
今回は、家庭で手軽に楽しめる基本のポトフレシピとおいしく仕上げるコツをご紹介します。
- ポトフはシンプルで滋味深いフランス家庭料理
- 素材の味を活かすやさしい調理法
- 煮込み方の工夫で味わいが変わる
- アレンジ自在で毎日の食卓にぴったり
基本の材料と下ごしらえ

<材料(4人分)>
・牛すね肉 or 豚肩ロース肉:300~400g(※ウィンナーや鶏ももでもOK)
・にんじん:2本(大きめの乱切り)
・玉ねぎ:1~2個(半分に切る)
・キャベツ:1/4個(くし形に切る)
・じゃがいも:2~3個(皮をむいて丸ごとまたは半分)
・セロリ:1本(筋をとって斜め切り)
・にんにく:1かけ(つぶす)
・ローリエ:1枚
・塩・こしょう:適量
・水:1.2リットル
・コンソメまたはブイヨンキューブ:2個
※野菜は冷蔵庫の余りものでも代用OK。シンプルな材料で豊かな味わいに仕上がります。
作り方とおいしく仕上げるコツ

① 肉の下処理:
牛肉は軽く下茹でしてアクを取り除き、鶏肉やウィンナーは表面を焼いて香ばしさを加えるのがおすすめ。
② 煮込みの手順:
大きめの鍋に水、肉、にんにく、ローリエを入れて中火にかけ、アクを取り除きながら20〜30分煮込む。
その後、根菜類(玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・セロリ)を加えてさらに15〜20分煮込む。
最後にキャベツを加え、やわらかくなるまで煮る(追加で15分ほど)。
③ 味付けと仕上げ:
コンソメ、塩、こしょうで調味し、全体に味がなじんだら完成。
具材をお皿に盛り付け、スープを注いで。粒マスタードを添えると本場風の味わいに。
アレンジと食べ方の工夫

・残ったスープはリゾットやショートパスタを加えて洋風雑炊に
・具材を取り出し、スープをこせば前菜用のコンソメスープに変身
・パンやバゲットと合わせると、フランスの家庭の食卓気分に
コツは具材の切り方を大きめにし、煮崩れを防ぐこと。スープを透明に保つためにはアク取りも丁寧に。
塩は控えめにしておき、食べる直前に調整するのがポイントです。
まとめ
ポトフは、シンプルだからこそ素材の味が生きる、心も体もあたたまる洋風煮込みです。
手軽に作れるのに満足感があり、家族みんなで囲めるやさしい一皿として、食卓を豊かにしてくれます。
🍲 今日は火にかけて待つだけの幸せ。
ポトフの湯気の向こうに、やさしい笑顔が広がりますように。

野菜もお肉もとろとろで、スープがしみじみおいしい〜♪
おうちでフランス気分、やってみたくなっちゃった!