“歳をとったら歯医者こそ”。お口の健康が毎日を支えます

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「痛くないから歯医者は行かない」「もう入れ歯だから大丈夫」――そう思っていませんか?
実は、歯や口の健康は、食事や会話だけでなく、全身の健康と深くつながっています。
この記事では、高齢期だからこそ通いたい歯科通院のポイントや、続けやすい方法をわかりやすくご紹介します。

  • 歯は「噛む」以外にも、健康や生活に大きな役割を果たしている
  • 定期的な歯科受診は、虫歯や歯周病予防だけでなく誤嚥防止にも
  • 外出が難しい方には訪問歯科という選択肢もある
  • 気が進まないときの対策も紹介。気軽に受診できる工夫がある
目次

歯や口の役割は「噛む」だけじゃない


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高齢になると、つい「もう歯は関係ない」と感じがちですが、実はそうではありません。歯や口には以下のような大切な働きがあります。

食べ物をかみ砕き、しっかり栄養をとる

会話や発声をスムーズにする

表情を豊かに保ち、人とのコミュニケーションを支える

噛むことで脳に刺激を与え、認知症予防にもつながる

口の中の清潔を保つことで、誤嚥性肺炎などのリスクも減少

「自分の口で食べる」ことは、生きがいにもなり、健康寿命の延伸にも大きく関わっています。

歯医者は「何もないとき」にこそ行こう


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「痛くなったら歯医者に行く」という考えは、高齢期には危険です。小さな異変が大きな病気につながることもあるため、定期的な受診が大切です。

歯科で受けられる主なケアには以下があります:

虫歯や歯周病の早期発見と治療

入れ歯の調整・作り直し

舌や唾液、歯ぐきなどの口腔ケア

嚥下(えんげ)機能や発声のチェック

3〜6ヶ月に1回の定期検診がおすすめです。通い続けることで、将来の介護予防にもつながります。

「通えない」方には訪問歯科という選択肢も


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「足腰が弱ってしまって通えない」「寝たきりになってしまった」――そんな方でも大丈夫です。
近年は、自宅や施設に歯科医師・歯科衛生士が来てくれる「訪問歯科診療」の制度が整っています。

要介護認定の有無に関係なく利用できる場合もあり

入れ歯の清掃・調整、口腔ケアや嚥下機能訓練も対応

医療保険・介護保険が適用されるケースも多い

「もう無理」と思う前に、地域包括支援センターやかかりつけの歯科に相談してみましょう。

まとめ

歯医者は、もう「治療するための場所」ではありません。
高齢になっても「美味しく食べる」「楽しく話す」「元気に過ごす」ための健康パートナーです。
「今さら…」ではなく、「今だからこそ」お口の健康に目を向けてみませんか?

🦷今日のケアが、あなたの明日の元気につながっています。

ココちゃん

お口って、体と心の元気を支える入り口だったんだね!
歯医者さん、もっと頼っていいんだ~♪