家族が突然倒れたら?“その瞬間”に備える行動マニュアル

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「もし家族が急に倒れたら…」
そんな場面を想像するだけでも不安になりますが、実際に起こったときにどう動くかで、その後の命運が分かれることも。
大切なのは、事前に知っておくこと。この記事では、いざというときの初動対応、119番のかけ方、そして備えておきたいポイントをわかりやすく解説します。

  • 倒れている人を見つけたら、まず「意識」と「呼吸」を確認
  • 119番通報は迷わずに。必要な情報を落ち着いて伝える
  • 救急車が来るまでの応急処置と準備が、命を救う支えになる
  • 迷ったときには#7119で相談を。緊急連絡先リストも準備しておくと安心
目次

まず意識と呼吸の確認を

意識呼吸の確認

家族が突然倒れていたら、まずは次の2つを確認しましょう。

声をかけて反応があるか

胸やお腹が上下しているか(呼吸しているか)

反応がなく、呼吸もしていないようならすぐに119番へ。心肺停止の可能性があり、早急な処置が必要です。
たとえ判断に迷っても、「何かおかしい」と思った時点で通報することが重要です。オペレーターが丁寧に案内してくれます。

119番通報のしかたと注意点

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救急車を呼ぶときは、まず「救急です!」と明確に伝えましょう。以下の情報を落ち着いて伝えられるとスムーズです。

項目
① 何が起きたか
② 場所
③ 年齢・性別
④ 状態
⑤ 連絡先

通話中に応急処置の指示があることも。電話は切らず、案内に従って行動しましょう。

救急車が来るまでの応急処置と備え

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心停止の可能性がある場合は、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を。
痙攣しているときは無理に押さえず、周囲を安全に保ちましょう。嘔吐している場合は横向きにし、窒息を防ぎます。

また、以下の準備ができると医療対応がスムーズになります:

保険証・お薬手帳・かかりつけ医の情報

持病や服薬内容を記したメモ

家族や主治医の連絡先

あわせて、救急車を呼ぶべきか迷ったときには、#7119(救急安心センター)も利用できます。医師や看護師が状況を聞き取り、適切なアドバイスをしてくれます(対応地域に限る)。

まとめ

家族の“もしも”は、誰にでも起こり得ます。
「いざ」というときに慌てないためには、正しい知識と行動の準備が欠かせません。

意識と呼吸の確認

迷わず119番通報

応急処置と必要書類の準備

緊急連絡先の一覧を家族で共有

📄まずは今日、緊急連絡先を紙に書いて冷蔵庫に貼るところから始めてみましょう。

ココちゃん

“そのとき”に慌てないために、今からできることってたくさんあるんだね!家族で話し合っておこう♪