「お腹が痛いけど、どこに行けばいいの?」「この症状は大きな病院じゃないとダメ?」――体の不調を感じたとき、医療機関の選び方に悩むことはありませんか?
医療機関にはいくつかの種類があり、それぞれに役割があります。この記事では、診療所・病院・総合病院などの違いと、症状に応じた使い分けのポイントを、わかりやすくご紹介します。
- 医療機関は「規模」と「機能」で3タイプに分かれる
- まずは身近な診療所に相談するのが基本
- “かかりつけ医”がいると、高齢期の安心につながる
医療機関の3つのタイプを知ろう

医療機関は大きく分けて「診療所・クリニック」「病院」「総合病院・大学病院」の3種類があります。
診療所やクリニックは、入院設備がないか小規模で、風邪や生活習慣病など日常的な体調管理に向いています。
病院は20床以上の入院設備がある中規模施設で、手術や検査機器も整っており、より専門的な治療が可能です。
さらに、大学病院や総合病院などの特定機能病院では、難病やがんなど専門性の高い治療が受けられ、紹介状が必要なことも多いです。
症状に合った場所を選ぶには

ちょっとした風邪や高血圧などの生活習慣病は、まず診療所・クリニックへ。骨折や出血を伴うケガ、大きな検査が必要なときは、病院の受診を。
がんの疑いなど、高度な医療や専門性の高い診断が必要な場合は、総合病院や大学病院に紹介してもらうのがスムーズです。
まずは「身近な医療機関で相談」→「必要に応じて紹介を受ける」の流れを覚えておくと安心です。
かかりつけ医と受診時のポイント

高齢期には、かかりつけ医を持つことが特に大切です。体の変化や持病の傾向を知ってくれている医師がいれば、不調にも早く気づいてもらえます。
また、診察時には保険証や高齢者医療証の持参、お薬手帳や検査結果を準備しましょう。予約が必要な場合もあるため、事前の確認も忘れずに。
不安なことや聞きたいことはメモにして持参すれば、診療の時間を有効に使えます。
まとめ
医療機関は「病気になってから行く場所」だけではなく、普段から相談できる大切なパートナーです。
それぞれの機関の特性を知り、無理のない方法で自分に合った医療とつながっていくことが、安心につながります。
まずは、身近なクリニックや地域包括支援センターに相談することから始めましょう。
「いざというとき」に慌てないためにも、“信頼できる医療機関”を今のうちに見つけておきましょう。

病院にもいろんな種類があるんだね!
まずは身近な先生に相談するのが、安心への第一歩なんだ〜♪