「ついで」が運動になる。毎日の暮らしが体を育てる“生活運動”という考え方

動く
記事を共有
生活運動とは?

「運動しなきゃ」と思っても、時間がなかったり、面倒に感じたりして続かないこと、ありませんか?
でも実は、わざわざ時間を取らなくても、日常の動きそのものが“運動”になるんです。
この記事では、掃除・買い物・料理など、いつもの暮らしの中でできる「生活運動」の考え方と、楽しみながら体を動かすヒントをご紹介します。

  • 掃除や洗濯などの日常動作がそのまま“運動”に
  • 少しの工夫で体の使い方が変わる
  • 無理せず習慣にできるのが生活運動の魅力
  • 転倒予防や認知症予防にもつながる
目次

生活運動ってどんなもの?

庭の手入れをするシニア

生活運動とは、「運動の時間をつくる」のではなく、「日々の暮らしの動作そのものを運動と捉える」考え方です。
たとえば、掃除、洗濯、料理、買い物、庭の手入れやゴミ出しなど、毎日の当たり前の動きが対象になります。
意識して動けば、それは立派なトレーニング。
わざわざスポーツウェアに着替えなくても、体はしっかり働いています。
つまり、「暮らすこと=動くこと」なんです。

ちょっとした工夫で“運動効果”を高める

洗濯物を干すシニア

生活動作を「運動」に変えるコツは、ほんの少しの工夫と意識です。
たとえば、買い物では少し遠回りする、掃除機をかけるときは腕を大きく動かす、洗濯物を干すときに背伸びやかかと上げをしてみる…。
料理中の待ち時間に、つま先立ちや肩まわしを取り入れるのも◎。
こうした“ながら運動”は、忙しい日常の中でも無理なく続けられます。
意識するだけで、いつもの動きが“体を鍛える時間”に早変わりします。

高齢者でも安心して取り入れられる

歯磨きしながらストレッチ

生活運動の良いところは、強い負荷や激しい動きがいらない点です。
たとえば、歯みがきをしながらのかかと上げ、洗い物をしながらのストレッチなど、自分のペースでできる動きばかり。
無理せず「少し動いたな」と感じたら、それで十分。
動いた後には「今日もよくがんばった」と自分をほめることで、続ける意欲にもつながります。
また、家族と「今日はこんなふうに動いたよ」と話題にすれば、楽しみながら習慣化できます。

まとめ

生活運動は、がんばらずに続けられる“いちばん身近な健康法”です。
毎日やっていることに、少しの意識と工夫を加えるだけで、体は確実に変わっていきます。
特別な道具も、時間も、場所も必要ありません。
今日から、「暮らすこと=動くこと」を実感してみませんか?

ココちゃん

運動ってもっと大変かと思ってたけど…いつもの動きでいいんだね!お
掃除しながら元気になれるなんて、一石二鳥だね♪